当社では、429MHz帯特定小電力無線通信用の製品として次の2つをご用意しています。それぞれを用途に応じて使い分けることにより多彩な無線センサネットワークの構築ができます。これらは一つの無線ネットワーク内で混在して使用することができますので、たとえば、サイズの小さなNZ-B00-3701Aを移動体に付け、受信局としてNZ-E00-3706を使用することなどができます。
注意点として、NZ-E00-3706は製造可能数に限りがありますので、大規模なシステム向けでの採用には適しておりません。
新製品として、チップアンテナと外部アンテナ両方に対応したNZ-B00-3707を開発中です。
また、これら製品のカスタマイズやこれらを使用したシステムの構築などもお引き受けしていますのでご相談ください。
429MHz帯無線は、920MHz帯無線や2.4GHz帯無線の電波と比べて次のような特長があります。
・障害物に強い
障害物を回り込みやすい性質があります。人体、車、動物などにより通信が遮断されることが少ないです。
・水分に強い
水に吸収されにくい性質があります。雨や結露に強く、また動植物や地面にも吸収されにくいです。
・通信距離が長い
上記の性質を生かし、農業用、見守り用、産業機器用、インフラ管理用などの用途において、より長い通信距離が期待できます。
1台の外部アンテナタイプ無線ユニットを無線親機、1台のチップアンテナタイプ無線モジュールを無線子機として、1対1で通信する無線システム例です。
通信チャネルは同じです。
無線親機のIDを0に設定し、無線子機のIDを11に設定しています。
単方向または双方向の通信が可能です。単方向の場合、送信側の無線受信をオフにすることで、待機時の電力を節約することができます。
1台の外部アンテナタイプ無線ユニットを無線親機、複数台のチップアンテナタイプ無線モジュールを無線子機として、1:Nで通信する無線システム例です。
ここでは3台の無線子機を使用しています。通信チャネルは同じです。
無線親機のIDを0に設定し、無線子機のIDをそれぞれ11、12、13に設定しています。
送信時にIDを指定することで、特定の機器宛てに送信することができます。
単方向または双方向の通信が可能です。単方向の場合、送信側の無線受信をオフにすることで、待機時の電力を節約することができます。
複数台の外部アンテナタイプ無線ユニットを無線親機、複数台のチップアンテナタイプ無線モジュールを無線子機として、M:Nで通信する無線システム例です。
ここでは2台の無線親機と3台の無線子機を使用しています。通信チャネルは同じです。
無線親機のIDをそれぞれ0、1に設定し、無線子機のIDをそれぞれ11、12、13に設定しています。
送信時にIDを指定することで、特定の機器宛てに送信することができます。
単方向または双方向の通信が可能です。単方向の場合、送信側の無線受信をオフにすることで、待機時の電力を節約することができます。
複数台の外部アンテナタイプ無線ユニットを無線親機、複数台のチップアンテナタイプ無線モジュールを無線子機として、M:Nで通信する無線システム例です。
ここでは2台の無線親機と3台の無線子機を使用しています。親機ごとに異なる通信チャネル7、14を振り分けています。
無線親機のIDをそれぞれ0、1に設定し、無線子機のIDをそれぞれ11、12、13に設定しています。
(※通信チャネルを変えていますので、親機のIDを同じすることも可能です)
送信時にIDを指定することで、特定の機器宛てに送信することができます。
単方向または双方向の通信が可能です。単方向の場合、送信側の無線受信をオフにすることで、待機時の電力を節約することができます。